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人間のからだには約100グラムのコレステロールがあり、そのうちの約3グラムが血管のなかにあります。
この血中のコレステロールが活性酸素の攻撃目標になってしまうのです。 よく″ドロドロした血液″といわれますが、そのドロドロした血液とは、過酸化脂質や活性酸素で酸化されたコレステロールがたくさん含まれた血液のことです。
そして、このドロドロした血液がさまざまな心疾患を引き起こすのです。 らです。
酸化が起きやすい状態にもたとえば、ドロドロの成分が血中に多くなった状態が、高脂血症です。 そして、血管のO内部にこれらがこびりつくと、血管は硬くなるとともにもろくなりますが、これが動脈硬である。
また、心臓は心筋という筋肉から構成されていますが、その心筋に血液を送る動脈が冠状動脈といわれるものです。 この冠状動脈の血流が動脈硬化によって悪化し、引き起こされる病気が狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患です。

狭心症は一時的に血流が不足して起こる病気で、心筋梗塞は冠状動脈の一部に壊死を起こしてしまう病気です。 さらに、過酸化脂質や酸化したコレステロールが血栓になり、血液の流れそのものを止めてしまう事態も起こります。
これが脳の内部で起きた場合が脳梗塞で、脳神経を走る細い血管が破裂すれば脳内出血という事態を引き起こしてしまうのです。 ここまで読まれて、こう思われた方はいないでしょうか。
「血流障害のもとをつくる活性酸素なんて、なければいいのに」たしかにその通りには違いありませんが、私たちは悪玉酸素の活性酸素と縁を切ることがなかなかむずかしいのです。 たとえば、私たちは呼吸をしなければ生きていられません。
そして、その呼吸で取り入れられた酸素のうち、約2パーセントが体内で活性酸素になるといわれています。 悪玉酸素の活性酸素ですが、私たちが呼吸で吸っている酸素の仲間です。
私たちが呼吸する酸素は三重項酸素といい、比較的安定した酸素分子です。 しかし、なにかの加減で、この三重項酸素が非常に不安定になってしまうことがあります。
不安定になるということは、ほかの原子から電子を奪おうとする力(酸化力)が強められるということで、それが活性酸素の正体です。 活性酸素とひと口にいいますが、じつは活性酸素には「スーパーオキサイドラジカル」、「過酸化水素」、「一重項酸素」、「ハイドロキシルラジカル」の4種類があります。
この4つの活性酸素のなかで、もっともポピュラーに発生するものがスーパーオキサイドラジカルといわれるものです。

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